■硬質アルマイト処理製品 ●写真Xをクリックすると拡大します。 ●サイズは目安寸法です。●左クリックどこでも戻ります。
アルミニウム(A5052)は、比重2.7と鉄や銅と比較しても約1/3の軽さで加工しやすい金属である事から装置や設備関係等、幅広い分野で活用されています。又、空気中の酸素と結びつき表面に薄い酸化皮膜を形成することから鉄に比べ錆びにくい特徴を有しています。一方で素材自体も柔らかいので表面に傷が付きやすかったり環境によっては腐食しやすい事が難点です。その欠点を補うための表面処理が硬質アルマイトやアルマイト処理でアルマイトは着色も容易にできます。自動車タイヤのアルミホイ-ルやアルミサッシ・装置部品・車載部品等によく使われています。
❶耐摩耗性向上
未加工の場合に比べ、表面硬度
が格段に高くなり、耐摩耗性が
歴然と向上し、傷も付きにくく
なります。
❷耐腐蝕性向上
イオン化傾向の高い金属で水や酸素
他化学物質と反応しやすく腐食や変色
を起こしやすい欠点があります。
❸絶縁性の向上
アルミニウム自体は通電しますがアル
マイト処理は優れた絶縁性がありま
す。但し、導通したい場合は無電解
ニッケルが導通します。
装置ユニット間を同電位にするには
無電解ニッケルを行います。
❹熱伝導率向上と美観向上